野崎 敦子さん(ノートルダム清心学園 清心中学校・清心女子高等学校 図書館司書)

 中高合同で活動している図書委員会は様々な仕事があります。カウンター当番、書架整理、図書館だよりの作成…中でも清心祭という文化祭で行う古本市は委員も楽しみにしている大きなイベントです。売上金の一部は募金し、残りは自分たちが書店に行ってリクエスト本を購入できるとあって、モチベーションも高い企画です。

 今回はコロナ対策で人数・時間制限の中での開催となり、効率よく販売する方法が求められました。色々心配しましたが、上級生の三役が中心となって、目を引く広告用ポスターを作ってくれたり、宣伝用の動画を作成して校内で流してくれたりと、若い感性のアイデアと行動力に感心・感動した出来事でもありました。

 また、秋の読書週間は集客イベントの代わりに放送での朗読をしたり、図書委員全員で全国POPコンテストに参加したりと、臨機応変に対応してなんとか委員会活動を継続することができました。

 図書館は知識の宝庫で、紙の本から学べることは非常に大きいですが、最近はICT環境や電子書籍など、時代の変化を大きく感じるようになりました。いかに生徒の心をとらえ、豊かな読書生活を過ごしてもらえるかを日々考えて運営に励んでいます。

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