青い海と空のみちのく八戸から・波動はるかに 第6回 我が “Field of Dreams”
さて、今回は子供時代からおよそ70年野球に親しんできた私のリアルな野球ライフの現今を紹介したい。私の野球キャリアはいたってお粗末のものだが、娯楽の乏しい2次大戦後に少年時代を過ごした世代にとって、野球は最も身近にあったスポーツ、というより男子の中心にある遊びであった。ソフトボールではあるが登校すれば、朝礼時間まで投げて打って走って遊び、授業合間の5分10分の休み時間を使って、朝の続きをしたりしたものである。クラブ活動といえば、男子には野球部(中学時代は卓球部があったかな)しかなく、当然の如く、私も小学4年生から中学3年生まで夢中になって活動した。成人してからの野球はもっと寂しい。若い時の職場のチームで4年ほど活動した後は40歳近くになって、地域のクラブチームに誘われ、ようやく抽選であたったグランドで年間10~15回の日曜野球をしたばかり(しかし、このチームはいまだに存続、私は37年間在籍し5年前に引退した)。