三宅 倫太郎さん(島根県立大田高等学校 学校司書)

図書館を活用して学習を深める。地域を知る。

 本校は世界遺産にも登録された有名な石見銀山のお膝元、島根県大田市大田町に位置する公立の普通科進学校です。3年後の2021年度には創立100周年を迎える歴史と伝統のある高校です。1学年4クラス、全校生徒は426名です。図書館の蔵書は約4万冊あり、郷土資料も充実しています。朝や昼休み、放課後に図書館で熱心に勉強する生徒の姿も見られます。

図書館活用教育~図書館を活用して地域を知り、地域に関わる

 図書館を使った授業も活発に行われており、保健レポート学習や課題研究、総合学習、科学と人間生活(ディベート学習)、美術、国語(ポスターセッション形式での発表)等の授業で図書館が盛んに使われています。6月からは1年生の地域探究学習もスタートしました。4人1グループに分かれて各班でそれぞれの決めたテーマについて図書館の資料等も使って調べて、プレゼンで発表します。

出張図書館~図書館は遠い!?では、近くに出張します!

 図書館はホームルーム教室から遠い別棟4階に位置しているため、生徒がなかなか気軽に立ち寄ることが出来ません。そこで、生徒昇降口前や玄関前、渡り廊下に出張図書館展示コーナーを設けました。6月は県総体のシーズンということもあり、運動部に関連した本の展示や総体結果の新聞記事のコピーを掲示しています。

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