髙橋 理奈さん(北海道帯広三条高等学校 学校司書)
生徒と教職員が一緒に有効活用するバランスの良さ
北海道帯広三条高等学校は今年、創立100周年を迎えた北海道十勝で最も歴史ある学校です。本校図書館も、昭和32年から図書局の活動が始まりました。現在図書局員は1年生4名、2年生4名の計8名で局員同士とても仲良くお互い協力しながらよりよい図書館づくりを目指し毎日楽しく活動しています。主な活動は館内装飾や利用増大のコーナー作り、本のラミネートかけや、POP作り、月一発行の図書館報『Library』の制作など、より多くの利用者に三条高校図書館の魅力を伝えるための工夫をしつつ活動をしています。局員は現在女子ばかりですが、発想の豊かさと手先の器用さを生かして、地道な活動を明るくやり甲斐のある活動に変え利用者も作り手もワクワクするような企画をしています。癒しと学習両面の充実を図るべく、生徒だけでなく教職員からも有効活用されるバランスのとれた学校図書館です。
北海道は年1回、高文連全道高校図書研究大会が開催されており、図書館利用の向上を図るための広報活動として図書館報コンクールがあります。本校も『Library』を出品しており、図書館活動や利用の状況がよく表現されている事や高い編集技術などが評価され、毎年入賞を果たしています。結果を残す事でモチベーションも上がり次につながる努力と創意工夫が生まれます。
図書局交流会
帯広市内の歴史あるふたつの学校が毎年各種部活動の交流試合を実施。図書局は例年実務を主体とした交流が行われ、平成27年度は本校図書局が企画運営を行い“松岡修三日めくり”ならぬ“図書局日めくり格言集”作りが実施されました。
学校祭古本市
学校祭の一般公開では毎年恒例古本市が開催されています。古本市のほか雑誌の付録つかみ取りも行い、生徒は勿論一般の方や保護者など毎年図書局の古本市の開催を楽しみにしている方が多数いらっしゃいます。