宮崎 健太郎さん(埼玉県立入間向陽高等学校 主任司書)

自然に交流できる場づくり

現在、図書館内のレイアウト変更に着手しています。

 ともすると生徒たちは通過するだけにもなりがち。通り道沿いに面出し展示を配置したり、面出し展示用の棚を三角形に配置して回遊したくなる場所を作るなど、生徒たちの視野に表紙が飛び込むようや仕掛けを作っています。
また、交流しやすい雰囲気をつくるため、大型の円形テーブルを閲覧室の真ん中に置いたり、長方形のテーブルを半円形のテーブルに置き換えました。テーブルには誕生日占いの本やパラパラブックなど、コミュニケーションを仕掛ける小道具も置いています。

 目指すは、生徒が自然に本を手に取り、交流できるサードプレイスとしての図書館。一人でも多くの生徒を迎えられるよう、取り組んで行きたいと思います。

(月刊MORGENarchives2017)

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