梅沢 富美男さん(俳優)
本を通じて若者に伝えたいことは
やっぱり「義理と人情」という良い言葉をぜひ覚えてもらいたいですね。人と手を握りあわなかったら生きていけないんだよと。世の中は一人じゃ中々生きてはいけるもんじゃないですから。もし一人で生きていけるんだったらこんないいことないですよ。有象無象いらないしね。でもそんな世の中ないですから。現実は、一人じゃ生きていけないし、誰かが手助けしてくれる。そうしてまた、自分が偉くなったら誰かを助けてあげる。そういうのを意味する「向こう三軒両隣」という言葉があって、これはいい言葉だと思うんです。人生にはそういうのが必要なんですよ。で、そういうことがこの本にもちょっと入っているので、ぜひ参考にして欲しいなと思います。
うめざわ とみお 1950年福島県生まれ。俳優。『梅沢富美男劇団』座長。大衆演劇の花形役者・梅沢清の息子として1歳7ヵ月で初舞台。中学生で本格デビューを果たし、舞踊ショーの花形で「下町の玉三郎」の異名をとるスターとなる。82年、TBS系のドラマ『寂しいのはお前だけじゃない』に出演してブレイクし、歌唱した『夢芝居』は50万枚を超える大ヒットに。近年は、テレビ、CM出演も精力的にこなし、『プレバト!!』(TBS系)、『梅沢富美男と東野幸治のまんぷくメシ!!』『トリニクつて何の肉⁉』(テレビ朝日系)など、レギュラー番組を多数抱える「日本一売れている」シニアタレント。
100点なんて、取れなくていい。たくさん笑って、時にはホロリと涙して。人生は、それで十分なんだから。CMにバラエティに大活躍! 「国民的70代」の優しさとユーモアがたっぷり詰まった泣けるエッセイ集!
(モルゲンWEB2023)