斎藤 ちはるさん(テレビ朝日アナウンサー)
アナウンサーの難しさは
乃木坂46のときには、メンバーなりスタッフさんだったりが周りに誰か必ずいたんですけど、今は完全に一人なので、悩みを抱えることがあっても、それを中々打ち明ける相手がいないというのはありますね。とはいえ、そんなに何日も悩むようなタイプでもなくて——、寝たら忘れるタイプなんですけど(笑い)。それでも悩む日は、以前はメンバーだったけど、今は、時々同期に相談しつつ、なんとかやっています。後、両親とは、本当に〝友人〟と言ってもいいくらい何でも話せる仲なので、当然、全部相談してますね。
『モーニングショー』の異例の抜擢に重圧は
もう相当のプレッシャーでしたね(笑い)。初日は緊張に押しつぶされそうになりながら、ピンマイクを付けてスタジオに向かいました。太ももからつま先まで、足全体がブルブルと震えているのが自分でも分かって、それがまた一層緊張を高めて。忘れられないですね、あのときのことは……。
今の一日のルーティーンは
放送が8時からなので、その3、4時間ぐらい前には局に入って準備を進めています。そんなふうですから、生活もすっかり朝型になりました。大学生のときは何時に起きても大丈夫だったんですけど(笑い)。今は、夜の10時には寝られていることが多いので、随分健康的な暮らしを送っていますね。
『モーニングショー』出演に当たってどんな準備を
番組中は、どんな話を、どのタイミングで振られるかが予測できないことが多いんです。どんなボールが来てもきっちりとキャッチして投げ返さなきゃいけないわけで、一応、全ての話題に対してのコメントを用意するようにしています。そういう意味でも本当に毎日が勉強ですね。後は、考えすぎるとダメなタイプなので、なるべく瞬発力に任せて思ったことを言うようにしています。
コロナ禍で大変なことは
コロナは、扱いがとても難しくて、自分の意見を伝えられる機会が少ないんです。そういうときには、落ち着いて、まずは目の前の原稿にしっかり向き合って、それから視線を上げるようにしています。