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阿部 華也子さん(お天気キャスター)


アルバイトはどんなものを

 アルバイト先は大学近くのカフェで、店長も早稲田生ということもあり、早稲田の学生が多かったんです。そこで先輩たちに助けてもらいながら、色んなことを教えてもらいました。学生生活を振り返ると、先輩たちのお陰でなんとかなったんだな、という感じが凄くあります。

芸能活動再開はいつごろ

 ネットで見かけた『美学生図鑑』というサイトのカメラマンをアルバイト先の店長が偶然やっていて、「出てみる?」と誘って頂きました。その撮影のとき、「将来、何になりたいの?」と聞かれたんです。「アナウンサーとかなれたらいいけど無理だよなァ」とボヤくと、「紹介できるかもよ」と。その一言がきっかけとなり、今の事務所を紹介していただきました。そこから話が進み、オーディションを受けて今の仕事が決まったんです。幸運ですよね。

仕事に難しさは

 凄く朝が早い仕事ですけど、それまで、不規則な生活をしていたので、規則正しいリズムを刻むようになったのは良かったと思います。ただやっぱり、学生時代の授業が多い時期は大変でした。テスト期間になるとさらに大変で……。そのときはもう、ガムシャラにっていう感じで突破していましたね。お仕事を頂けるうちは頑張ろうという一念で、「やるしかない」と覚悟を決め、淡々と目の前のことを一生懸命頑張る。授業中、眠くて堪らなかったこともあったし、仕事場から直接大学に行き講義に出たり……、とても忙しかったのですが、なんとかなりました。

今のお仕事に心を決められたのはいつごろ

 それは自然に。大学も終わりに近づき仕事に慣れるほどに、このままこうしていくのかなあ、と思うようになりました。大学を卒業するのも本当ギリギリで、やり遂げたときは、心の底からホっとしましたし、それと同時に人生の進路も心に決まっていました。

娘の活躍にご両親の反応は

 仕事が決まると、母も父も大興奮で、親戚、近隣、所かまわず言いふらして(笑)。大分は基本的に放送がないので、「見られない」という嘆きもあったようですが、みんな本当に喜んでくれて。「頑張ってね」という声が両親を通じて沢山届きました。

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