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篠原 ともえさん(タレント・アーティスト)

今、一番心地よい瞬間は

 今は、歌を歌っている時が好きかもしれませんね。ライブの衣装は、自分でプロデュースできますし、歌う事を通じて、沢山の方々に想いを届けることが出来ますから。でも、本当にどの仕事も大好きです。

今後やってみたい活動は

 今年はデビュー20周年の節目ということで、デザインの仕事を本格的にやっていこう、と、今、オリジナルの生地を作っているんです。私自身がデザインし、材料を提供しようという試みです。私自身、自分を作り上げる意識が強いので、それを具体的にかたちにしているようなイメージなんです。

若者へメッセージを

 私は中学の時から大学の体験入学に行っていたんです。理由は楽しそうだから(笑い)だって、大人になるというのは夢に近づくということじゃないですか。母の勧めもあったんですが、体験入学すると、デザイン画を書いたりできるんです。私の場合、そうして積極的に経験してきたことが、総て繋がってきました。ですから、学生さんには是非、今、好きなことに夢中になって欲しいと思うんです。

しのはら ともえ 1979年 東京都生まれ。96年、16歳で歌手デビューの後、個性的なキャラクターで“シノラー”ブームを巻き起こす。同年ゴールデン・アロー賞新人賞(芸能部門)を受賞。文化女子短期大学(現・文化学園大学短期大学部)で本格的にデザインを学び、自身のステージ衣装の他、松任谷由実らアーティストの衣装デザインも手掛けている。また、学生時代より天文を愛好し2011年天文宇宙検定3級に合格。14年に星空の魅力を伝える一冊『宙ガール☆篠原ともえの「星の教科書」』を発表。

(月刊MORGENarchive2015)

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