「わたしのマンスリー日記」第13回 人は人を幸せにできる! きっと
私はこの経験の中で、楽しさや苦しさがあった。だけどこの「苦しさ」は、きっと試練な気がした。私の所へ来た試練は、私を変えてくれる。私を試してくれている。そう思った。だからこそ、どんなに苦しいときでもがんばれたと思ったし、もちろん谷川先生の、「絶望さえしなければ夢はかなう!」という言葉のおかげでもあると思う。次は、谷川先生や、いろんな人に助けてもらうのでなく私が助ける側になって「試練はいいこと、その試練をチャンスに変えていこう」と言いたい。そうしたら世界中のみんなが、なんでもピンチをチャンスに変えて光の心を手に入れられると思う。私にまた試練が来たら、さらなる成長をとげると、ピンチをチャンスに変えのりこえていけると私は私を信じている。そう、いつまでもいつまでも思っていたい。この卒論を読んで私の心は感動で打ち震えました。6年生ともなるとここまで深く考え書けるものなのか、と。この卒論を世界中の人々に読んでほしいと思いました。特に「そうしたら世界中のみんなが、なんでもピンチをチャンスに変えて光の心を手に入れられると思う」というくだりには涙が止まりませんでした。「光の心」という言葉も素晴らしい! いわれなきウクライナ侵攻を続けるプーチン大統領に突きつけたいと思いました。
「とにかく生きろ! 死んではダメだ!」
縁あって甲府市にある山梨英和中学校の2年生たちから『夢はつながる できることは必ずある!-ALSに勝つ!』(東京書籍、2022年)についての読後感想が届きました。その大半が同書のある個所に関連したものでした。私は同書で「悩むということ」という拙い詩を載せたのですが、その詩に感想は集中しました。
詩の中で私は母が口癖のように言っていた「時期が来てなるものは時期が来たら治る」という言葉を引きながら、大半の悩みは「通り過ぎていく」こと、だから堪えることが必要で、堪えることによって強い人間になれると訴えたのでした。ここに関心が集中したということは彼女たち(女子の中高一貫校です)がそれぞれ悩みを抱えながら、思春期を送っていることを意味しています。とりあえず、そのいくつかを紹介しましょう。
〇谷川先生の本にある「『なぜ自分だけが……』と考えてしまうことがあるでしょう」というところが、私にも沢山ありました。しかし、「時期が来てなるものは時期が来たら治る」というのを聞いて、すぐに悩みがなくなるわけではないけど、堪えていれば通り過ぎて行って、強い人間になれることが分かったので、強い人間になるために、堪え続けます。
〇思春期の私にとって「とにかく生きろ!! 死んではだめだ!」という言葉がすごく印象的で、死んだらすべてが終わってしまうから今を一生けんめい生きようと思います。どんなにつらいことがあっても「死ぬ」という選択をなくして「生きる」を頭に入れながら生活したいです。
○頑張って下さい。私も頑張ります。辛くてもいつか「こんなこともあったな」って思える日、明るく笑って話せるときが来ると信じて耐えます。先の見えない暗闇の中に置かれてもかすかな希望を自ら探し出せる人になりたいと、「夢はつながる」を読んで感じました。この本に出会えて本当に良かったです。
○谷川先生は死の恐怖といつも隣り合わせにいて私以上につらい経験をしていると思います。ですが、お互い頑張って生きていきましょう!!