「わたしのマンスリー日記」第17回 「死なないでください!」

子どものために学ぶ教師たち

 メッセージの送り主は鹿児島市内の小学校で教頭職を務めている山口小百合という先生でした(以下、ご本人の同意を得た上で「山口さん」と呼ばせていただきます)。山口さんは私の生き方に触れて「人生の最大の岐路」に立たされていた状況を乗り越えることができたと感謝しているのですが、そのことを述べる前に、どのようにして山口さんと出会ったかを語る必要があります。
 私が本格的にFacebookで交信するようになったのは、2年ほど前からですが、Facebookの交信によって私の交流範囲は爆発的に拡大していきました。連日数件の友達リクエストが国内外から舞い込み、それにまともに対応していたら、あっという間に友達の数が800人にも膨れ上がってしまいました。しかし、新規の友達の多くが「日本のどの都市に住んでいますか」「そちらの天気はいかがですか」というレベルのもので、それ以降リクエストは無視することにしました。正直そのような会話にお付き合いする余裕はありません。
 巷ではSNS上での詐欺事件も報じられていますし、何よりパソコンに強いヘルパーの高橋恵美子さんが何気に言ってくれた「若い綺麗な女性からのリクエストには気をつけた方がいいですよ」という忠告を守っているお陰で、被害には遭っていません(笑)。
 山口さんと友達になったのは1年以上前のことです。「共通の友達」を開いてみたら私の信頼できる教育界の友人がずらり並んでいたので、安心して友達になった記憶があります。
 Facebookの山口さんの写真を初めて見た時、「おや!?」というインスピレーションが走りました。しばらくはそれが何によるものなのかわかりませんでした。しかし、小学校の先生だと知って謎が解けました。それは「この先生はできる。子どもたちの心に寄り添える教師だ。子どもたちからも好かれているに違いない」と直感したのです。
それは当たっていました。そんなことがなぜ可能だったのかを、説明する必要がありますね。

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