「わたしのマンスリー日記」第2回 思春期の悩みは通り過ぎていく!
私は本の中でこう書きました。
辛い時には泣いてください。
涙を流せば少しは楽になります。
でも、忘れないでください。
流した一粒一粒の涙は小さいけれど、
その中に「希望」の道筋が見えてくる、きっと。
辛く苦しくなったらこの言葉を思い出してください。悩みを経験することによって間違いなくあなたは強く成長していきます。思春期の悩みは台風みたいなものだと言いました。必ず通り過ぎて消えていきます。台風が過ぎれば台風一過! 青空のもとあなたの表情はさらにキラキラと輝きを増しているはずです。 (2022.11.15)
ALSとの闘いが苦しくないと言えばうそになります。でも人間は生きている限り前に進むしかない。そう信じています。
谷川 彰英 たにかわ あきひで 1945年長野県松本市生まれ。作家。教育学者。筑波大学名誉教授。柳田国男研究で博士(教育学)の学位を取得。千葉大学助教授を経て筑波大学教授。国立大学の法人化に伴って筑波大学理事・副学長に就任。退職後は自由な地名作家として数多くの地名本を出版。2018年2月体調を崩し翌19年5月難病のALSと診断される。だが難病に負けじと執筆活動を継続。ALS宣告後の著作に『ALSを生きる いつでも夢を追いかけていた』(2020年)『日本列島 地名の謎を解く』(2021年)『夢はつながる できることは必ずある!-ALSに勝つ!』(いずれも東京書籍刊)がある。
(モルゲンWEB2023)