「わたしのマンスリー日記」第6回「昭和型板ガラス」の下心――素適なジョークをありがとう!

「石坂晴海」って誰だ?!

 パソコンの不具合や土日を挟んでいたこともあって少し遅れましたが、早速Kさん経由でpieniさんからの返信が届きました。スペースの関係で若干の編集はかけていますが、文章は変えていません。

 お便りを拝読いたしました。私の思いと共感できるところがあり嬉しく思います。
昨日(5/20・21ビックサイト)のイベントで、多くの方の型板ガラスを見たときの反応をみることができました。
懐かしいという声、おばあちゃんの家にあったなどたくさんの声をかけていただきました。対面でお話しして得るものの多さを実感しております。
 建築廃材として捨てられていくだけのガラスですが、一緒に過ごした日々を懐かしく想い出すきっかけになっている。そのガラスの名前を聞くと懐かしい想い出が頭の中を巡っていくのかなと思います。
                           吉田智子
                     
 型板ガラスのイベントなんてあるんですね! 世の中知らないことばかり。
 石坂さんからメールが入ったのは5月24日の早朝でした。メールの送信主とタイトルを見てまず面喰らいました。送信主は「佐藤はるみ」でタイトルは「石坂晴海(佐藤はるみ)です♪」となっていました。
 「石坂晴海」と銘打たれている以上、石坂さんからのメールであることは確か。でも(佐藤はるみ)がついているのはどういうこと? 頭が混乱したのはボクには同姓同名の「佐藤はるみ」という知人がいるからでした。「佐藤はるみ」という名前はよくありそうな名前なので偶然の一致なのかなと思いました。
 メールの冒頭はこう書かれていました。

谷川先生
おはようございます。
本日、横浜はあっぱれな晴天です♪
そちらはいかがでしょうか。

 これもおかしい。面識のない人に出すメールじゃないな。そもそもボクの知人の佐藤はるみさんも横浜在住だぞ。「そちら」ということはボクがどこに住んでいるか知っているということだなーーなどなど瞬時にして様々な思いが頭を駆け巡りました。
 ここまで書いてくると賢い読者の皆さんには察しがついたことでしょう。そうです、「石坂晴海」さんとボクの知人の「佐藤はるみ」は同一人物だったのです。
 メールの続きにはこう書かれていました。

先日は『想い出の昭和型板ガラス』に嬉しいご感想をお寄せいただきありがとうご  ざいました。感激しました。
献本のご挨拶もなく大変失礼いたしました。少し前に、学研の件でも、うっかりペンネームで送信していたので、今回もうっかりしておりました。申し訳ございません。
でも、そのうえで(知らない人なのに)書いていただいたお言葉ひとつひとつ、ほんとうに嬉しかったです。ありがとうございました。
今回は、企画・取材・文章が私なのですが、主役は吉田さんご夫妻です。私がある音声SNSで、吉田さんご夫妻の番組を聴き、ひと聴き惚れしました。人間としてもとても素晴らしい方たちです。
よろしくお願いいたします。

佐藤はるみ

関連記事一覧