「わたしのマンスリー日記」第19回「どんな難病でも私たちは諦めない!(その1)さかもと未明さんとの対談SP

 マンガ家としてデビューし、膠原(こうげん)病を発症しながら歌手として画家として国際的に活躍するさかもと未明さんとの対談が実現しました。どんな苦境に立たされても諦めなければ夢を実現できるというお話を伺うことができました。2回に分けてお届けします。

人生って出会いの喜び!

【谷川】お久しぶりです。本日はご多用のところ対談にご協力いただき、ありがとうございます。未明さんとはいつかコラボしたいと以前から考えていましたので、本当に嬉しいです。
【未明】私もです、ありがとうございます!
【谷川】未明さんと親しく交流させていただくようになったのは、私がALSに罹患したことを公表してからしばらくしてのことでした。自分も膠原病という難病と闘ってきたことを著書や新聞記事などを添えてお知らせいただいたことを、つい昨日のように思い起こします。
 それ以来、難病を抱えながら歌手として、マンガ家・画家として活躍する姿を見ていて「すごいな!」と思うと同時に、難病と闘う「同志」意識が育まれてきました。
【未明】私こそ先生にどれだけ勇気づけられたか。私も一時期はお箸も持てませんでしたが、先生はさらに動かない体の中で執筆を続けられて。しかも地名の本などいただいて拝読すると、根本的に著書が明るく希望や生きる喜び、知ることの喜びに満ちている。その先生のパワーに私も勇気づけられて頑張ってこられたんです。
【谷川】そう言っていただけると嬉しいです。今度『ALS 苦しみの壁を超えて――利他の心で生かされ生かす』を上梓するに当たって、本の最後はさかもと未明さんとの対談で締めようと勝手に決めていました。まだ本ができていないのに感想を聞くというのもおかしな話ですが、この奇想天外な発想をマンガ家のさかもと未明さんなら理解してくれると思い、ゲラを送らせてもらいました。
 早速ですが、読んでみての率直な感想をお聞かせください。

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