
「わたしのマンスリー日記」第20回 どんな難病でも私たちは諦めない!(その2)さかもと未明さんとの対談SP
【谷川】マンガ家としてデビューを果たした上に、難病と闘いながら歌手として画家として活躍している姿は多くの人々に生きる勇気と希望の光を与えるものと確信しています。
今回の対談でひと際印象的で嬉しい言葉を耳にすることができました。それは私の「親戚の子」だと考えていたというひと言でした。いえ、いえ、私はずっと「実の娘」のように思っていましたよ(笑)。だから頑張ってください。難病なんかに負けずに!
最後に、世界中の苦しんでいる仲間たちへのメッセージをお願いします。
【未明】はい。病気だけでなく、今は戦争や災害などの困難の中にいたり、教育の機会を奪われたり、家族を失ったり、いろんな苦境の方がいらっしゃると思います。でも、みんながそれぞれに辛いこと、信じあえる友達と手を携えたら乗り越えられることを忘れないでほしいです。病気やトラブルは、考え方を改めたり人の辛さを思いやるために必要な、学びのチャンス。どんな困難も、自分の考え方ひとつでギフトになります。
谷川先生が私たちに勇気をくださるのは、誰よりも大変な困難に、笑顔で向き合っていらっしゃるからです。私が横田夫妻に救われたのは、私以上の苦しみをご存じだからです。その言葉は本当に心に沁みる、苦しい時に救っていただきました。
困難という暗闇を知っている人は、誰よりも光を放ち、他の人に「大丈夫だよ」と言える道標になれるんじゃないでしょうか。だから負けないでほしい。どんな暗い夜も、必ず夜明けが来ます。
【谷川】ありがとうございました。本当はエンジン01in市原の講座でご一緒したかったのですが、お仕事の関係で参加されなかったので夢はかないませんでした。でもこうして対話して未明さんの生き方から学べたことは、かけがえのない経験ですし、私たち苦しみと闘っている者にとってはまさに宝となりました。