高畑 充希さん(女優)
中学生の頃に好きだった芝居や役者さんは
少しでも興味を持てば何でも見ていましたね。なかでも特に目を引かれたのは、藤原竜也さんのお芝居です。ちょうどその頃に、〈君も第二の藤原竜也になれる!〉という謳い文句のオーディションがあって。あっ! なりたい、って(笑い)。それで受けて。
出て見たかった憧れの舞台は
『奇跡の人』(三重苦を持つヘレン・ケラーと家庭教師アニー・サリバンを描く戯曲)です。とにかくヘレン・ケラー、サリバンのどちらでも良いから演じたくて。
夢は叶いましたね
そうなんです。17の時でした。あんなにやりたいと願い続けたヘレンを演じることができて本当に嬉しくて。でもそれで燃え尽き症候群に陥ってしまったんです。次どうすればいいんだろう……、と本気で苦しくて。だからそれからは、あんまり夢は持たないようにしています。
高校の時に上京、念願のデビューを果たします
それまで数多くのオーディションを受けていましたが、簡単には受からなくて。でも幼さもあってか、「必ず役者になれる!」という強い確信があったんです。デビューを掴んだオーディションは、一人、東京へ来て受けました。受かったときにはそれはもう嬉しくて。デビューも決まると、通う学校は中高一貫でしたが、一も二もなく東京へ転校したんです。
読書はお好きでしたか
本を読むのは好きですね。今も好きで、暇を見つけては読んでいます。小さいときから児童書なんかもたくさん読んで。なかでも、はやみねかおるさんの本は印象に残っています。探偵シリーズが多いんですけど、どれも作風がとてもポップで。とても楽しんで読んでいましたね。
挑戦してみたいジャンルはありますか
ミュージカルをやりたいです。それも、「この舞台がやりたい」というのではなくて、何か面白いミュージカルをやりたいですね。最近少し離れているので。