青い海と空のみちのく八戸から 波動はるかに 第8回 最も小さきこと

 「素粒子に遊んでくれと申し入れ」

 この句は私自身が気に入った自作の句です。

 昨年12月、青森県八戸市に転居し丁度1年となる。なるべく多くの人と早く知り合いたいとの思いで町内会活動に参加したり、野球チームに加えてもらったりしたほか、鷗盟大学と称する市運営のシニア対象の大学の情報を得て、4月に入学したことに触れたと思う。週一回の通学、期間2年間の大学には正規の授業のほかクラブ活動もある。私たちは48期生なので、設立約50年の歴史を誇る中でクラブ活動も徐々に増え、現在18の文系、運動系クラブがあり、その一つに川柳クラブがある。現役学生に限定しないので大学OBを中心におよそ50名のメンバーがいる。最も古いクラブ員は約20年前入学の29期生という方で90歳を超えている。私は俳句クラブにも関心があったが季語とかの縛りを恐れて、手軽そうで、月1回の例会の活動というのにひかれて川柳クラブに入会し、7月の例会から参加している。

 例会では選者である講師から、席題一つ(その場で作句する課題)、宿題二つ(次会の例会に提出する句の課題、因みにこの“宿題”という語は俳句、川柳用語だったらしい)が与えられる。」

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