「こころの病も心身一如の自然治癒力」―季節性うつ病から双極性障害を自ら体験して― 第8回 「双極性障害(従来のそううつ病)になる②」
続・双極性障害(従来のそううつ病)になる
例えとして、私の軽い 「そう状態」 の時の行動例をあげていきましょう。竹炭焼きのために里山の孟宗竹の伐採をやりますが、竹を倒すのが快感で、次々に切ってしまい、その場から集材場所へと持ち込まずに、ずっと放置しっぱなしで竹蜂が湧き、質を落としてしまうことが何度もありました。
また江の川の川辺の真竹も大量に切りっぱなしにして、増水で流出させ、海への流出は大変なことになったと悲観したこともあります。薪ストーブの薪造りにも精を出し過ぎて、腰痛に悩み、本業の医療に支障をきたしたこともありました。
朝のジョギングは、毎日の日課ですが、夜が明けるなり走り出し、江の川堤防を四五分位往復し、午前の治療中に居眠りすることもありました。
更に、新しい本の購入に際しても、実際に自分の手に取ってからではなく、新聞広告を見て、色々なジャンルから求めてしまい、結局は積ん読になってしまうことなどです。私もこの考えを知ってからは、これら軽い 「そう状態」を自分でも自覚し、妻にもこの行動パターンに注意を払ってもらい、こころの疲れを出さないよう気をつけ始めました。