「こころの病も心身一如の自然治癒力」―季節性うつ病から双極性障害を自ら体験して― 第8回 「双極性障害(従来のそううつ病)になる②」
そこで私は、心地いい医療とは真逆の痛みを伴う「オルゴン療法」(特殊なリング(オルゴンリング)を用いて手足の末梢から全身を摩擦刺激、血液・リンパ・ホルモンの循環の改善を促して、体温上昇や免疫力を向上させ、慢性的な症状の改善を目指す施術方法)を今度は素直に取り入れる決断をしたのです。早速新野師匠からオルゴンリングを購人し、私の人生第4の転機へとつき進むことになりました。
その結果、翌年の8月8日「養生所あうんくらぶ」改め「あうん健康庵」とし、 11月共著で『オルゴン療法に目覚めた医師たち』(太陽出版)、平成24年、越野稔師匠との共著『最後の療法』(幻冬舎)を世に問うことになりました。それでも尚、後者の本にちょっとした問題点が浮上したことがきっかけでまたまた双極性障害は続いたのです。
――つづく
小松 健治 こまつ けんじ 1944年広島県呉市生まれ。島根県江津市桜江町川越育ち。順天堂大学医学部を卒業後、島根県益田日赤病院胸部外科部長を経て、現在、人間に完璧に備わっている「自然治癒力」・免疫力を尊重し、日常生活即医学ととらえた自助療法を主体とした「あうん健康庵」庵主、総合診療医。実証主義に基づき「生血液細胞・栄養分析法」(Live Blood Analysis、LBA)を用いて「千島学説」の実証に努める一方、血液循環療法やオルゴン療法の効果に注目、その医学的解明にも取り組んでいる。 著書・論文に『最後の療法』(越野稔との共著、幻冬舎)、『医者が学んだ祈りの力』(幻冬舎)、「革新の体液循環論」(『血液と循環』第7号、血液循環療法協会)、「『自然栽培』と『自然医療』の共生を目指して」(『螺旋』16号、千島学説研究会編)など。
(モルゲンWEB20241226)