「こころの病も心身一如の自然治癒力」―季節性うつ病から双極性障害を自ら体験して― 第8回 「双極性障害(従来のそううつ病)になる②」
ところが、それでもまだ双極性障害は続きます。千島110年祭の平成21年は、早々に竹炭焼をしたあと、右結膜下出血という警告を受け、江の川鮎かけのライバルだった方の夫人のご不幸、石見なずなの会の大分なずな農園研修、日本医学会議(茨木福祉会館)、邑智郡養護教諭の会の講演、千島学研広島フォーラム、胸部外科恩師の死、義父23回忌法事、千島学研束京フォーラム、養母7回忌法事、千島学説セミナーin九州工業大学のプログラムの枠山代表クレーム問題、日本医学会報M2 共著『奇異なるインフルエンザと向き合う』の原稿完了、日本総合医学会関西大会講演、そして7月末、健康セミナー山口大会と続いた頃から「気滞」と手帳に記しており、「うつうつ」と千島学説セミナーin九州講演をこなすと、石見なずなの会第2回目赤峰講演会、そして実母13回忌の法事を終えたのでした。
その後のことは、第一回で書いた通りです。 その年の11月に入った頃のことです。病の床に伏せておられた枠山代表を、私は気力をふりしぼって見舞いました。2泊3日滞在して、合計5回「血液循環療法」を施したのですが、枠山代表の岩のような腹部のがん病巣を軟化縮小することはなりませんでした。またまた失意のどん底を味わうことになり、うつ状態は翌年2月、枠山代表の葬儀まで続きました。
ところがです。大阪から帰宅するのに、車で桜江の自宅まで送ってもらったのですが、車中で竹炭新野帥匠から枠山代表の治療話が出たのです。聞けば昨年夏の九州セミナーで紹介された、痛みを伴う「オルゴンリング」による施療とのことです。師匠が「オルゴン療法」に取りかかるや、あまりの痛みで代表はすぐに治療拒否されたのですが、とっさに師匠は、代表の下腹部、丹田にオルゴンリングを置いたのです。すると土気色だった代表の顔色が赤くなり、パッと血の気が差したのでした。