「こころの病も心身一如の自然治癒力」―季節性うつ病から双極性障害を自ら体験して― 第10回 「腸内バクテリアとの共生」で「ピンピンコロン」

「ピンピンコロンは腸から」

 こころの病の経過中、一切薬物療法はしたことがないのですが、腸内環境を乳酸菌の代表ビフィズス菌優位に保ち、決して臭いニオイのない毎日便を出しています。便器でよく便状を観察し、鼻を近づけてニオイを喚ぐ習慣もつけています。これは、「便は口ほどにモノを言う」とも言われているからです。

『ためこまない生き方』越山雅代著(サンマーク出版)より「『悪いお便り』も全部「出す」!」が傑作なので引用しましょう。

『エルビス・プレスリーは二〇キログラム。 ジョン・ウェインは三〇キログラム。 さて、これはいったい何だと思いますか?  実はこれ、彼らが亡くなったときに彼らの「腸」の中にたまっていた「宿便」の量なのです。

「便」は、「お便り」と書くように、 私たちの健康のバロメーターなのです。 このお便りがないというのは、体にとっては危険信号なのです。出されずに腸に宿ったままの便を「宿便」というのですが、これは腸のひだの壁にべったりこびりついて、 腸から栄養が吸収されるのを妨げ、ますます毒素をつくり出します。腸の働きを悪くし、便秘の原因になり、悪循環を引き起こします。また、体温の約三七度の中で何十年もかかって腐敗していた食べものは、便臭、体臭、口臭、そして病気の原因ともなります。とても臭いし、怖いのです。

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