
「わたしのマンスリー日記」第24回 ヘルパー・ネーミング大作戦
【優しさ満点ヘルパー】
最後に紹介したいのは女性ヘルパーの和田さんです。持って生まれた性格なのでしょう。かなりのキャリアを積んでいるはずですが、いつも少女のような優しさで接してくれます。週2日日勤で入っていただいていることもあって、仕事も快く手伝ってくれます。気配り、目配り抜群のヘルパーさんです。
ここだけの話ですが、妻にも少し見習ってほしいと考えています(笑)。
ネーミングに込めた思い
今回ヘルパー・ネーミング大作戦を思いついたのは、私が地名作家であることと無縁ではありません。地名は民俗語彙の範疇で言えば、「命名」に属しています。命名(ネーミング)の最大の魅力は、地名であれ人名であれ、そこには命名者の願いや思いが込められている点にあります。
私はその魅力に取りつかれて、全国を歩き回って地名を書き続けてきました。今回の記事はその応用編と言えるでしょう。
冒頭で「90パーセントはヘルパーさんの力」と書きましたが、あとの10パーセントは家族の力です。この10パーセントがあるからこそ90パーセントが光を増すのです。
その思いを込めて、メインの画像(本記事アイキャッチ画像)を使わせていただきました。妻とすぐ近くに住む次男の妻と孫2人です。手前左の美女はマルチアーティストとして国際的に大活躍のさかもと未明さんです(昨年秋自宅で撮影)。その他は我が家に関連したものです。

谷川 彰英 たにかわ あきひで 1945年長野県松本市生まれ。作家。教育学者。筑波大学名誉教授。柳田国男研究で博士(教育学)の学位を取得。千葉大学助教授を経て筑波大学教授。国立大学の法人化に伴って筑波大学理事・副学長に就任。退職後は自由な地名作家として数多くの地名本を出版。2018年2月体調を崩し翌19年5月難病のALSと診断される。だが難病に負けじと執筆活動を継続。ALS宣告後の著作に『ALSを生きる いつでも夢を追いかけていた』(2020年)『日本列島 地名の謎を解く』(2021年)『夢はつながる できることは必ずある!-ALSに勝つ!』(2022年、以上いずれも東京書籍刊)、『全国水害地名をゆく』(2023年、集英社インターナショナル)がある。
(モルゲンWEB20250314)