
青い海と空のみちのく八戸から・波動はるかに 第11回 2024-2025、みちのく『みらいえchez Kamitomai』から。
金さんが八戸を離れる前日8月25日みらいえスペシャルで、「日本が世界をリードする3つのカギ~多言語の活動から」でお話していただいた。お子さん連れ~シニア年代の方々約40人が集い、金さんと出会って、韓国や韓国語が近くなったのはもちろんだが、赤ちゃんを抱いた金さんを囲んで歌ったお別れに、新しい未来が見えたよ。帰国後は音沙汰がなく何か心に穴が空いたようだったが、ソウルとロスで、八戸滞在中の体験と構想を元に、小説を書き上げたとメールが来た。
秋。東京×神戸から、二組のカップルが「みらいえいきたいです」と。アフリカ・カメルーン交流仲間の一人、ご主人が帆立食べたい、もう一方のご主人は七戸へお墓参りと青森高校同窓会の際寄りたいというが、その日程が同日だった。いつものごとく凍りつくが、抱腹絶倒2組のご夫妻にぜひ会って戴きたいとご案内作成して近隣に配布。当日参加された皆さんは、漫才のような夫婦物語や外国語壁爆破話に爆笑し涙した。
「世界のことばであそぼう、話そう」ハローウィーン、クリスマス会では、子どもたちがやりたいことやピニャータのお菓子を持ち寄って楽しさ爆発、何時の時でも一番嬉しいのは私と夫に違いない。
冬。新年カレンダーを眺めていると、2月24日(月)は祝日だ。十和田在住でご活躍の画家明山應義さんをお招きしてトークライブを企画。明山さんは、佐藤泰生さん(絵本[ハルくんの虹]原画画家)が、八戸市美術館の私のイベントに招待され、そこから交流が始まった。みらいえ初のアートイベントに約40人が集まり、「魂のリレイ、描くとは生きること」のテーマに向かって、ひたすら描きづけて来た画家人生を語る。独学でフランスへ、アルジェリア、サハラ砂漠へ、ロシア極東へ、人間の根源を求めて突き進む。「画家になり始めた頃、有元利夫さんは画壇で活躍、有元さんの絵は崇高で、有元さんのような絵を描きたいと私は必死になって描き、青年画家展に入賞するころには、有元さんは亡くなっていた。その有元さんに心酔して、有元さんの作品を有している人が八戸にいるなんて実に稀有なこと。皆さん、上斗米さんと共に八戸を芸術の都にしていきましょう」と。80歳の画家の魂のことばに誰もが交響した。奇しくもこの日は有元利夫40周忌ご命日だった。
