「こころの病も心身一如の自然治癒力」―季節性うつ病から双極性障害を自ら体験して― 第11回 「早起きは三文の徳」

 パターン②は、トイレ後に眠けを払う塩水顔面洗、眼洗、鼻洗、そして今年五月の東京セミナーで、畠中律氏が実践している、口腔内塩マッサージも取り入れました。

「神液」の唾液もよく出るし、飲水量も多くなり、大、小便の良い排池が得られてとてもお得です。

 ところで、東洋医学では五臓六肺の時間割があり、一大化学コンビナートたる肝臓の休息時間帯は、夜中の一時~三時で、肝細胞の新陳代謝(再生)の時間帯です。もちろん、この日たまったものの解毒時間帯でもあり、この時間帯に起きていると、肝臓の働きに支障をきたしていくと指摘されています。ですから、起床したら、 次の三時~五時の肺の時間に起床するのが望ましいのです。(「病気は才能」おのころ心平 かんき出版から)

 一方で、アルコール性早期覚醒後は再びさっさと眠られないで、先のパターン①に陥ります。そこでサッと早起きを決心することが肝腎です! たまには一二時台で起き出す時もあります。

「御勤め」と「祈り」 の後、養生体操をやります。この時にREM睡眠から目覚めた場合、手足の筋肉はゆるんでいるはずなのに、前屈、開脚前屈で体が固いと、いつも決まって感じます。nonREM睡眠から目覚めた時には体はやわらかいのです。

 ここで最後に申し添えたいのは、軽い 「そう」の短時間睡眠の場合、特に二〇分位の「昼寝の効用」です。 先の東洋医学臓器時間割では、心臓から小腸にかかります。

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