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青い海と空のみちのく八戸から・波動はるかに 第12回 80-80(Ⅱ)北行
誰もが通り過ぎてきた成長の過程であるけれど誰もが忘れてしまっている未知への関心。年齢の多寡とは関係なく誰にでも未来という時間空間は公平に開いているが私たちは年齢を言い訳にしてその時間空間の多くの部分を閉じて、行動の原動力の好奇心を失うのだ。経験は確かに何モノかをもたらし一種の納得や満足をもたらすが、それはひとまずここまでという一旦休符に過ぎない。未来は依然として、減りもせず、増えもせず悠然と、我々の前方にあって、休符記号の多さに満足していてはならないだろう。美々ちゃんというとびっきり若い友人に隣に並んで、彼女のときめきを感じ取り、その力を分けてもらい、未来に積極的に関与していきたいものだ。戦後80年80歳の春を迎えた今、そんな風に感じている私である。
さてこの1年、夫婦二人で12回にわたって、みちのく八戸への移住生活の様子やら今後のことなどの全くの雑感を記させていただきました。今回をもって終了とさせていただきます。我々の拙文に目を通していただいた方々、この場を提供していただいた遊行社本間千代子さんに感謝申し上げます。
2025年4月18日


上斗米治史 (ペンネーム;小出治史)
静岡市浜松天竜区出身。静岡市、横浜市でポーラ化粧品研究所員、七宝制作、保険代理店経営。日本パントマイム研究所研修生時、大野一雄、土方巽に傾倒。佐々木満、辻征信と3人で舞踏カンパニー「黒馬団」活動ほか。写真家土田ヒロミ氏、七宝家土田善太郎氏、画家佐藤泰生氏と長年交友。川崎のシニア野球3チーム時代二刀流で活躍。2023年12月より青森県八戸市移住。八戸市でもシニア野球2チームに加入、始動。2024年春より多文化・多世代・多言語交流館「みらいえchez Kamitomai」ギャラリー館長。八戸市鴎盟大学入学48期生。著書;「六月の田園」2008年マンマル社刊。
(モルゲンWEB20250418)