
「こころの病も心身一如の自然治癒力」―季節性うつ病から双極性障害を自ら体験して― 第12回 「こころの病の症例」
休業自宅療養中、約二年後に当庵の感謝さんと知り合い、「赤峰親方講演会」 の席で、私を紹介され来庵、初診。オルゴン療法を主とした心身一如の治療と「竹炭練りパウダー飲用」、「オルゴン自助療法」にも積極的に取組み始めました。
初診から五カ月後には、「心因性の身体のしこり軽快し、ジョギングや自然の中での作業にも少しづつ取組めるようになった。」と記録にあり、「自分自身の信頼自信回復のゴールまでもう少しのところまで到達。今一つ 「心の不安定あり就業不可」(傷病手当金 療養を担当した医師の意見より)六か月過ぎた時点では、「気力体力共に就業可の状態に回復認めるので、就業の上で、加療継続経過観察」としました。(診断書より)七ケ月後からは、専門外の対人職に半日勤務しながら、農作業やオルゴン自助療法に努めました。 ここに到って新たな自営業への目標も定まってきたようです。ただし、母原病の根っこはまだ抜けていません。とにかく「許すこと」 で一念の転換が起きればと担当医として私は祈っています。
以上2症例のごとく、薬毒に犯されなかった例では、この論文の主テーマ「自然治癒力」発動を妨げることがなく、心身一如の治療で必ず良くなるのです。
――つづく

小松 健治 こまつ けんじ 1944年広島県呉市生まれ。島根県江津市桜江町川越育ち。順天堂大学医学部を卒業後、島根県益田日赤病院胸部外科部長を経て、現在、人間に完璧に備わっている「自然治癒力」・免疫力を尊重し、日常生活即医学ととらえた自助療法を主体とした「あうん健康庵」庵主、総合診療医。実証主義に基づき「生血液細胞・栄養分析法」(Live Blood Analysis、LBA)を用いて「千島学説」の実証に努める一方、血液循環療法やオルゴン療法の効果に注目、その医学的解明にも取り組んでいる。 著書・論文に『最後の療法』(越野稔との共著、幻冬舎)、『医者が学んだ祈りの力』(幻冬舎)、「革新の体液循環論」(『血液と循環』第7号、血液循環療法協会)、「『自然栽培』と『自然医療』の共生を目指して」(『螺旋』16号、千島学説研究会編)など。
(モルゲンWEB20250424)