「こころの病も心身一如の自然治癒力」―季節性うつ病から双極性障害を自ら体験して― 第13回 心身一如の早起き療法「早起き心身健康法」

心身一如の早起き療法「早起き心身健康法」

『決定版 うつ病は必ず良くなる』(リョン社)の著者、早起き心身医学研究所所長の税所弘氏は、大学受験をきっかけに昼夜逆転の夜型生活をつづけた結果、神経症とうつ病に苦しみました。けれども、「早起き療法」を確立していた医師である父親の指導によって、生活リズムを取り戻し、人生にしっかりとした目的意識を持てるまでに回復しました。この経験を元に、心身一如の治療法として、「早起き心身健康法」をあみ出し、患者さんに実践を促して、どんどん成果を上げています。

 それでは取組む八項目を並べていきます。

 実践1、早起き、実践2、翻ひ 実践3、早朝散歩、実践4、早朝体操、実践5、誓ひ(うけひ)ノート、実践6、自律訓練法、実践7、内観療法、実践8、日記療法となります。

 以上のカリキュラムを「いいかげん(好い加減)でも大丈夫―継続することが大切―」と強調しています。

 次に各実践項目について、要点を記載しましょう。

実践1 早起き「目がさめたらすぐに跳びおきて新しい一日をスタートさせよう」

『税所式「早起き心身健康法」は、まず、〝早起き″という行動をおこすことからはじまります。みなさんに朝型人間になっていただくことと、早起きすることによって生まれる稼動力で、心とからだの健康法をとりもどしましょう。』

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