
「こころの病も心身一如の自然治癒力」―季節性うつ病から双極性障害を自ら体験して― 第14回 「こころの病も反面教師だった私」
こころの病も反面教師だった私
医聖ヒポクラテスの究極の医療理念「自然順応の医療」を目指して、島根の田舎でささやかに暮らしながら医業を生業としているいと小さき者の私の一日は、「祈り」が精神的な主軸です。「千島学説」を千島学研平同人として、位相差顕微鏡観察を駆使して証つつ、大自然や人との「気血動の調和」を図りつつ「祈りつつ」の生活を送れるようになりました。
先の「早起き心身健康法」と私自身の心身一如の早起き療法とを照らし合わせてみましょう。1の早起き、2 の誓ひは、ホ・オポノポノ(注釈参照)を主とした一連の「祈り」、4の早朝体操、その後早朝勉強をします。
3の散歩は、スロージョギング(「スロージョギングで人生が変わる」 田中広暁著 健康人新書)に取組んでいましたが、この走法の重要なポイント、「フォアーフット走法」(言わばつま先立ちで足の指の付け根あたりで着地する自然な走り方)は、実は日本人が明治の「文明開化」までは当たり前だった、”ナンバ歩き″、「ナンバ走り」そのものだと気づきました。
きっかけとなったことは、新聞に寄稿しましたので文をのせます。
『「歩み」を変える変革 五月下旬、重い腰痛患者さんの治療を終え、ベットから立ち上がってもらう時、「私はこれでないと」と「右手右もも、左手左もも」 に手を当てて立ち上がり歩き始めました。それって「ナンバ歩き」 ではないか!
この歩きは腰のひねりがなく、腰への負担が消失するのです。私はもう一度、「”ナンバ歩き″奇跡のパワー」(大黒屋宏芳著 さんが出版)を熟読、「意識的ナンバ歩き、ナンバ走り」を毎日実践することに取組みました。江戸時代までの日本人は、「ナンバ」で歩いており、国技の相撲の所作はすべて、「ナンバ」が基本、四肢踏み、てっぽうげいこ、すり足寄りなどです。