「わたしのマンスリー日記」 第29回 人生の“聖火ランナー”

三浦慶奈先生
本当に驚きました。こんなに素敵なファンレターをいただけるとは夢にも思いませんでした。後半の地名本からの引用を拝見した時は涙がどっと溢れました。ここまで読み込んでもらったのかという驚きと喜びの涙でした。生きていて良かったと正直思いました。そしてこのファンレターを今書いている次回作『ALS 生きる勇気の波紋』に載せたいと思いました。そこで、このファンレターを本に転載させていただきたいのですがいかがでしょう。ご回答は「はい」か「イエス」のいずれかでお願いします(笑)。
(6月7日17:01)

 「はい」か「イエス」でというのは私一流のジョークですが、次のような返信がありました。

谷川さん
ご返信ありがとうございます! そのように仰っていただけて本当に嬉しいです。
いつか谷川さんにしっかり思いをお伝えしたいと思っていたので、これを機に伝えることができてとても良かったです!
また、素敵な資料も拝見いたしました。ありがとうございます!
わぁ〜これはもう、素敵なご提案なので、どちらにしようかとても迷ってしまいますね!(笑)
では……「イエス!!!」でお願いします!
谷川さんのファンとしてとても嬉しいです!
ありがとうございます!
三浦慶奈
       (6月7日19:07)
 
 私のジョークをさりげなくさらりと流せるセンスの良さにびっくりするとともに、三浦先生の存在が一層身近に感じられるようになりました。ちなみに、ここで「素敵な資料」と言っているのは、妻の死への反響について書いたものです。
 それにしても長嶋茂雄や大谷将平ならいざ知らず、ドクターが一介のALS患者のファンとなるなど誰が予期し得たでしょう。三浦先生とのドラマはまだまだ続きます。

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