
「わたしのマンスリー日記」第32回 加賀遠征―「史上最大の作戦」(The Longest Day) その3
地名講座「聞くと元気が出る、加賀・能登の地名のはなし」
以上の経緯でその日の午後に予定されていた2つの講座に、万全とは言えないまでも正常に近い態勢で臨むことができました。このことについては神仏にいくら感謝しても尽きない思いです。
講座は3限(14:00~15:15)に地名講座、4限(15:45~17:00)に難病講座が組まれていました。2つの講座のうち本連載の内容に結するのは難病講座ですが、地名講座を本書で取り上げる気かについては多少のためらいがありました。
しかし、最終的に取り上げることにしました。「史上最大の作戦」を理解していただくためには不可欠だと判断したからです。
読者の皆さんにはNHKの「ブラタモリ」を見ている感覚でお読みいただければ幸いです。タモリさんとは以前「タモリのジャポニカロゴス」という番組で組んでいたこともあって親近感を今も抱いています。しかも誕生日が私と1週間と違わない同じ20年組。お元気ですね!
地名講座のメインの内容は私の作ったクイズを参加者に解いてもらうことです。全部で10の問題を用意したのですが、最初の問題だけを披露します。
【問題1】近隣の諸県は、富山市→富山県、福井市→福井県、岐阜市→岐阜県のように、県庁所在地が県名になっているのですが(新潟県、長野県も同じ)、なぜ石川県は県庁所在地である「金沢」を採らず「石川」県なのでしょう。
A( )金沢にある沢(川)で砂金が採取されたことによる。現在の犀川である。
B( )明治の初め、県庁が置かれたのが石川郡だったから。
C( )最初に県令に就任した石川健一郎が自分の名字から命名した。トランプ大統領が「メキシコ湾」を「アメリカ湾」に改称しようとしたことに匹敵する暴挙だった。
