「わたしのマンスリー日記」第32回 加賀遠征―「史上最大の作戦」(The Longest Day) その3

難病講座の反響

 このようなプレゼンから講座は始まったのですが、ここで全く予想もしなかったアクシデントに見舞われました。会場の前にナビの岡田直也さん、さかもと未明さん、里中滿智子先生、それに私が並んだのですが、なぜが私には他のパネラーの発言がほとんどというよりも全く聞き取れないのです。自分としては聴覚が衰えているという自覚はなかったので、マイクのスピーカーの問題かなと考えました。現に地名講座では発言は完全にききとれたのですから。
 でもよく考えてみると、知らず知らずのうちにマイクを通しての遠方からの声は聞き取りにくくなっているようにも感じています。
 いずれにしてもお二人の話は聞き取ることはできませんでした。でも長い付き合いですので、おおよその内容は想像することができました。参加者の感想を紹介します。

◎地名講座も勉強になりましたが、難病講座でのさかもと未明先生、里中満智子先生のお話には、本当に感動しました。
 さかもと先生が涙を流しながらご自身のお話をするなか、会場からもすすり泣く声が聞こえるなか、「生きる勇気の波紋」というメッセージの大切さに心打たれました。

                                三橋浩志
 これを読んでこの企画は大成功だったと確信しました。

◎「難病 でも私は諦めない!-生きる勇気の波紋」では里中美智子さんの長い闘病体験をしながらも、あんな多くのすばらしい漫画を描かれたのかと……。私も卵巣がんで手術。再発もして抗癌剤を2年近くしましたので、身近に感じます。術後14年となりますが、生きています。この間に4年毎に新たな病気が出現、1型糖尿病でインスリンは欠かせず、脳出血もしました。細い血管だったので後遺症もなく、普通に生活できています。40年間の働いていたときは元気だけがとりえでしたが、退職前から次々と発症。でも不死身です。病に負けず生きています。
 里中先生の年齢を調べてびっくり。お若く見えますね。写真をパチリ。
 未明さんのお話は本の対談を思い出しながらお聞きしました。ご苦労の多かった生育をありのまま語り、生きていけば希望はあることを受け止めました。未明さんが途中先生のそばに寄り添い、先生を講座の主役とされたこと見事でした。
 先生、2コマ続きの講座、お疲れになったことと察します。でも、目は参加者をじっと見つめていて、愛を感じます。

                                   持田千里

 

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