
清川 あさみさん(アーティスト・アートディレクター)
清川あさみさんはアーティスト・アートディレクターである。その手法は、常に斬新かつ独特で、その裏側にある世界観や、視点の多様さに驚かされる。写真に刺繡を施す着想に端を発し、ヴァーチャルモデルとのコラボレーション、ビーズや布で美しく表現した絵本『銀河鉄道の夜』など活躍を挙げれば枚挙に暇がない。そんな鬼才のルーツを追って、十代の軌跡を追った。
淡路島のご出身とか
とても自然に恵まれた環境で。イメージするなら『となりのトトロ』 というところでしょうか。その頃興味を持っていたのは漫画や特撮で、それも男の子が好きな戦隊もの。なにしろ、小学校のころ初めて描いた絵本もそれですからね(笑)。ドラゴンボールも好きだったかな。家は、母が保母さんだったこともあって、いつも教え子や子どもたちのママさんがいきなり集まってきてパーティをするんですよ。だから家にはいつも誰かが遊びに来ているような環境で。
当時好きだった時間は
騒ぎが終わって一人になると、いつもきまって絵を描きました。もう気がついたら描いているという感じでしたね。描くものも偏っていて、工事現場とか、お寺の絵。いま考えてみるとちょっと変わった好みですよね。その一方で、「大人になったらケーキ屋さんになりたいな……」なんて言っていたりしていて。子どものころって面白いですね。
当時、運動などは
体育会的な部分もありましたね。中学までは水泳、バレー、ソフトボールと毎日のように走り回って。全身真っ黒に目焼けして、まるで男の子みたいってよく言われてました(笑)。そんな中で感じたのは、自分は団体でするスポーツよりも、個人競技が好きだなということ。その頃から、チームより一人で何かやる事が好きだったんですね。
