高畑 充希さん(女優)
女優・高畑充希さん――ホリプロの45周年記念オーディションで華々しいデビューを飾ると、夢だった演劇舞台の出演を次々と実現させた。その後も着実にキャリアを積み上げ、2016年には『ブレイク女優ランキング』で堂々1位に。コロナ禍を越えて、なお飛躍を続ける俊英に十代の歩みを訊いた。
小さい頃からお芝居を見るのが大好きだったとか
そうですね、物心ついた頃から芝居や映画が本当に好きで。観劇好きだった父と母に連れられて、よく見に行っていましたね。とくに通ったのは劇団四季の舞台で、他にも色々な作品を見に行って……。それこそ今回(2015年)、出演する蜷川さんの作品も見に行きました。
小学生の頃にはすでに女優を目指して
それしか夢がなかったんです。他に例えば「ケーキ屋さんになりたい」といった夢もありませんでしたから。
女優を目指す幼い娘にご両親の反応は
子どもの頃は、「自由にやりなさい」という接し方だったんですけど、舞台に立つようになってからというもの誰よりも熱心に応援してくれるようになって。芝居好きというのもあると思いますが、やはり嬉しいですね。
進学校に通われたとかどんな学校生活を
通う学校が進学校だったので、演劇や芸能の道を志す私は少し浮いていたかもしれませんね。でも、そんな奇異なものを見るような周囲の視線も気にならないほど演劇が好きだったので。
その後も勉強は続けられたのですか
芝居に夢中になっていたので、あまり熱心には続けませんでしたね。一番頑張ったのが中学受験の時です。勉強は嫌いではなかったけど、得意じゃない、と自分では思っています。