『なんで納得できない・・・14 歳のきみたちへ』

志茂田 景樹/著
じゃこめてい出版/刊
定価1,296円

自分達が次の時代へ繋ぐ

 『そう僕は確信している。』揺らぎの無い言葉が印象に残ります。著者の書く全てが私には何やら名言のように聞こえました。

 「学校」「仕事」「日本」「愛」中学生のみが悩む事では無い話題と思います。『学校/仕事/日本/愛ってなんだ』いざ質問を受けてみるとこれがなかなかどうしてパッと答えられるものではありませんでした。関わっているはずなのに、自分とはまるきり無関係の小難しいものに思ってしまうのです。「学校」についての話をーつ取り出してみます。学生なら一度は考えたことがある。と思うのが「学校の勉強は大人になったら役に立たないことばかり。何の意味があるのだろう」受験に合格する為でもあるのですが、私はその受験の為のみに勉強しているわけではない気がしていました。もし一、二回の受験の為のみに、個人差はあると思いますが大変な思いをしているのだとしたら、努力と報いが割に合っていないと思ったからです。この疑問について著者は「いっぱい学んでいっぱい忘れて、それでいい」 という考えでした。学んだ努カは無駄ということでしょうか。そうではないのです。それは、忘れたとしても知識とは別の、もっと大切な事は残っているという意味でした。

 自分達が次の時代へ繋いでいくという事を改めて思うことのできる本。きつとこの本を読み終えた後には、何やら清々しい気分になっているはずです。

 『今の中学生以下の世代は、扉の向こうに広がる無限の可能性を秘めた荒野を妖野に変えて新しい価値と文化を築く使命を託されている。』『そう僕は確信している。』

(評・新潟市立潟東中学校3年 小林 優月)

(月刊MORGENarchives2014)

関連記事一覧