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塚本 晋也さん(映画監督・俳優)

 絵画との出会いは

 父が神奈川の工芸大学を出た商業デザイナーでよく絵を描いていて、その影響もあるかと思います。ただ、やかり僕の本当の基本は絵ですね。それにいろいろ付随してきている感じです。

 子どもの頃の夢は

 小学校の頃、漠然とですが漫画家になりたい、と思った記憶はあります。好きだったのは、『巨人の星』、『あしたのジョー』……、『あしたのジョー』は今も心のバイブルですね。ほかにも多くのアニメ、漫画を見ました。週末には、父とふたりテレビの『ルパン三世』を楽しんだり。今思えば、父や家庭のなかに美術や映画が当たり前のようにありましたね。

 具体的な目標が見え始めたのはいつごろ

 中学2年生のころ、父が仕事かなにかで購入した8ミリカメラが家にやってきた。あれがあれば映画が撮れるんだろうな──、そう横目に見ながら考えたのが最初で。それからは、もう寝ても醒めても映画のことばかり考えるようになった。

 描いた映画のテーマは

 子どものころから、映画館で見てきたのが怪獣映画一色だったこともあって、やっぱり、怪獣映画をつくる、というのが自然にありました。あとは、学芸会で開眼した自分としては、そこに自分が出演する、という強いこだわりがあった。この二つがモチベーションでした。よく考えると、今も、同じ原動力で映画に向き合っていますね。

 大学では絵と映画の両立を目指されます

 中学からはじめた映画づくりは、高校時代も精力的に続けました。この頃の作品には、今振り返っても割といいものが多くて。大学でも、絵の傍ら、やっぱり作るんですが、どうも技術に走りすぎてしまう。エモーショナルな部分が欠け落ちてしまって、自分の中でも失墜していくような感覚があった。そのまま卒業の時期を迎えてしまって……、ついに盛り返さずに終わってしまった。

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