
野崎 敦子さん(ノートルダム清心学園 清心中学校・清心女子高等学校 図書館司書)
コロナ禍でも臨機応変に図書委員会活動を継続
清心中学校・清心女子高等学校は、今年創立135年を迎える、岡山県でも屈指の歴史を持ったカトリック教育の中高一貫校です。また本校は県下で唯一の女子校でもあり、充実した英語教育や、15年にわたるSSH指定校としての科学分野での課題研究も盛んです。心豊かな人間教育と、グローバル社会で活躍できる女性人材の育成を目指しています。
2年前からは毎朝20分間の「言葉のちから」という、読書や新聞読解など論理的思考力を養う時間が設けられ、生徒の読書習慣も高まり、図書館も開館時間を早めて対応しています。少しずつ朝の貸出冊数も伸びてきました。学級文庫の貸出や、多読賞の表彰なども行っています。
本校図書館は中高共有の施設で、蔵書数は開架図書だけで二万五千冊ほどです。昨年度はコロナ禍により、例年通りの運営は難しい部分もありましたが、春の休校期間中に蔵書管理システムの更新準備や、館内整理など出来ることからコツコツやっていきました。
今冬には館内の照明が全てLEDに変わり、とても明るい読書環境が整いました。