渡辺 香菜さん(山梨県立身延高等学校 学校司書)

「読書週間」での活動

 10月末から始まる読書週間の目玉は、司書が作成した「身高ガチャ本」です。つまみ回すとカプセルに入ったおすすめ本が出てくるシンプルなガチャガチャですが、生徒からの人気は絶大。本を借りに、授業に、掃除の時間で訪れた生徒たちがワクワクした顔で「回していい?」と聞いてきます。

 図書委員活動や授業で作成したおすすめ本を紹介するPOPの展示も好評で、毎年力作のイラスト入りPOPが生まれてくるのがとても楽しみです。

保護者や地域、先輩たちに見守られて

 学校を博物館に見立て、生徒や教職員、PTA・地域の作品を展示するライフミュージアムは本校特有のイベントです。期間中、図書館は地域・PTA作品の展示場所となり、生徒だけでなく地域の方や近隣小中学生が訪れます。いつもと違った図書館を味わえるだけでなく、生徒と地域との交流の場にもなっています。

 また、本校OBから寄贈のあった約400冊の本が「望月文庫」として納められており、最近では図書館カウンター前に本校初の回転本棚でコーナー進出を果たしました。学生時代に多くの本に触れて欲しいという大先輩の願いを受けて、より一層生徒と本を結び付けていけるよう尽力するのが身延高校図書館の大事な役割です。

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