「わたしのマンスリー日記」 第14回 それでも人はなぜ生きる!?

コロナ感染

 1月の末にエンジン01in市原に参加しました。27日、「千葉の地名から日本がわかる」と「ALS それでも人はなぜ生きる!?」の講座を無事こなし、その後イタリアンレストランで市民の皆さんと楽しい夜楽(やがく)となりました。市民の皆さんと言っても一人を除いてすべて私の関係者でした。こんな機会でもなければもう会えないかもしれないから、と事前に周知してあったためでしょう。チケットは発売と同時に完売したようです。
 楽しい宴が終わろうとする9時頃のことでした。突如頭から顔、胸にかけて汗が流れ、苦しくなり、眼を閉じました。こんな経験は初めてでした。その時は慣れないワインを口にしたからかなと思いました。それ以外に原因は思い当たりませんでした。
 その夜遅く帰宅し、翌日体温を測ってみると、37.9度。のども痛い。しかし熱はすぐに下がり、どうしたんだろう? という程度の軽い意識でした。
 実は2月1日から15日までの2週間は定期検査入院ということになっていました。
 いつも通りの気持ちで入院したのですが、入院時の検査でコロナ罹患と診断されてしまいました。それから2週間大変な思いをしました。まるで生き地獄でした。こんな苦痛に耐えなければならないならば死んだ方がましだ。瞬間そう思いました。「y=ALS×高齢者×コロナ」の方程式を完全に甘く見ていました。どうしたら幸せに死ねるのかと考えましたが、それについては改めて書くことにします。

 以上のような事情によって、2月の連載はスキップさせていただきました。ご了解ください。今回はエンジン01in市原の報告ですが、私が語るよりも参加者の目でお伝えした方がいいと思いますので、お二人の感想を紹介させていただきます。お一人は大学同期の稲村貢さん、もう一人は千葉大学時代の教え子の小西玲子さん。続けてどうぞ!

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